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売られ買われ過ぎRSIなど

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「RSI(Relative Strength index)」とは、日本語に訳すと「相対力指数」と呼ばれ、「相対的に今の相場は強弱どちらに傾いているのか?」を表した指標です。

"相場が上昇から下落、下落から上昇へと転換するときには「買い」、「売り」が一方向に偏りやすいことから、それを見抜くことで相場の転換を図ることができる"という考え方の元に「W・ワイルダー」が作成した指標です。

「RSI」では、"一定期間(一般に14日)において、上昇した日の値幅がどのくらいあるか?"ということを計算しています。例えば、14日間で上昇した日の値幅の合計と、下落した日の値幅の合計の比率が8:2になっていたら、「RSI」は80となります。

一般的に良く使われる例としては、RSIが25~20を割り込んで転換すると買いサイン、70~80を上に抜けて転換すると売りサインと言われています。


RCI
RCI(順位相関係数)
 RCIは、時間(日)と価格に順位をつけ、その相関関係から売買のタイミングを判断しようとするオシレーター系指標です。株価が上昇を続けている場合、株価の数字は日付が新しいものほど大きくなっているはずです。一方、株価が下落を続けている場合、株価の数字は日付が新しいものほど小さくなっているはずです。よって、株価が足許の相場状況においてどれだけ上昇あるいは下落してきたかを知るために、株価の順位と日付の順位にどれだけ相関関係があるかに着目したものがRCIです。

 ここでは、相関が高い時を上昇基調と判断し、株価が上昇し続けているような相場は過熱気味であり、いずれ反落するだろうと考えます。逆に、逆相関が高い時を下落基調と判断し、株価が下落し続けている相場は売られ過ぎであり、いずれ反発するだろうと考えます。このように、RCIはトレンドの有無を示す指標ですが、多くが転換点のサインをもって「逆バリ指標」として利用されます。
 RCIの算出では、n日間(週・月)の毎日の終値を株価の高い順に順位をつけ、それを日付の順位で引き、その差を2乗し、この合計を計算します。同じ株価があれば順位で平均値をとります。

 RCIは-100から+100までの範囲で変動します。「時間の順位」と「価格の順位」が全く「同じ」場合、例えば日を追うごとに株価が上昇している状況では、RCIの数値は+100となります。時間の順位と価格の順位が完全に相関している状況です。逆に日を追うごとに株価が下落すれば、「時間の順位」と「価格の順位」が全く「逆」になるので、RCIは-100%となります。ここでは、時間の順位と価格の順位が逆相関の状況にあることを示します。よって、期間中継続して前期間比で高くなればRCIは+100に近づき、期間中継続して前期間比で安くなれば-100に近づくことになります。
 RCIはもみ合い相場においてその効力を発揮し、もみ合うレンジの安値圏で買いを仕掛け、高値圏で売りを仕掛けるのに利用できます。具体的には、RCIが-100--60までの水準(ボトム圏)から反発してくれば買いシグナルと見なし、逆に+60-+100までの水準(ピーク圏)から反落してくれば売りシグナルと見なすことができます。
 ただし、強力な下降トレンド相場においては、RCIは-40以下のボトム圏で底這った状態が継続し、逆に強力な上昇トレンド相場では+40以上のピーク圏に張り付いた状態が継続します。RCIの活用においては、もみ合い相場かトレンド相場かの見極めが肝要となります。

 時間の順位に対する上昇の継続と下落の継続は、上昇トレンド形成の過程や下降トレンド形成の過程を捉えることと同義です。そのことから、RCIが0%となる局面は「トレンドのない状態」と考えることもできます。また、RCIは中勢的(週ベース)には、マインドが上昇か下落かのいずれかに一旦傾くと、しばらくその傾向(トレンド)が続きやすいという相場の習性がよく表われる指標です。つまり、一旦プラスゾーンかマイナスゾーンのどちらかに移行すると、そのゾーンでの推移がしばらく続くことが多く、しかも、プラスゾーンからマイナスゾーン、あるいはマイナスゾーンからプラスゾーンへの移動は短期間で進行するという特性を持っています。
 すなわち、RCIを中勢的(週ベース)な強気局面入り、あるいは弱気局面入りの転換点を示唆するシグナルとして活用する時には、RCIがマイナスからプラスに入ったところを買いのサイン、プラスからマイナスに入ったところを売りのサインと捉え、仕掛けのタイミングを測ることが可能となります。
 RCIの設定期間は短期・日足ベースでは10日から15日程度、週足では10週から30週程度が用いられます。





ストキャスティクス
RSIの仲間です。
いわゆる、「買われすぎ」や「売られすぎ」の状態を教えてくれる指標です。
ストキャスティクスは、見た目も使い方もRSIとあまり変わらないので、気軽に覚えてしまいましょう♪
ストキャスティクスとは
上でも言ったように、「買われすぎ」「売られすぎ」を教えてくれる指標です。
「売られすぎ」が買いサインで、「買われすぎ」が売りサインです。
数値が0~100%の範囲で動き、株価が上昇すれば数値が高くなり、株価が下がれば数値も低くなります。
一般的には、30%以下が買い、70%以上が売りと言われています(でもこれだとちょっと甘いです)。
RSIと似てるといいましたが、すこし違う点が、「ラインが2本ある」ということです。2本のラインで「ファースト・ストキャスティクス」と「スロー・ストキャスティクス」の2種類のストキャスティクスを作ります。
「ストキャスティクス%K」と「ストキャスティクス%D」の2本の線を使ったものがファースト・ストキャスティクス、%DとSDの2本を使ったものがスロー・ストキャスティクスです。
「いや、ライン3本あるし!」とか突っ込まれそうな勢いですが、ひとつの分析に使うのは3本中(%K、%D、SD)の2本なので、2本ということで納得してください。
……なんかスゴクややこしそうですが、使い方はとても簡単なので安心してください!
ストキャスティクスの使い方
面倒くさい算出方法はあとまわしにして、まず使い方をおぼえましょう。
・ 青い線が%K
・ 赤い線が%D
2段に分かれているうちの、上のチャートが普通のチャート(ローソク足)、下のがストキャスティクス(ファースト)です。
なんか、ちょっとサインが出まくりな気がしますが、それは気にしないでください。
買いサインと売りサインは次のようになっています。
・ 買いゾーンで、%Kが%Dを、下から上に突き抜けたら買い
・ 買いゾーンとは20%以下のことです。
・ 売りゾーンで、%Kが%Dを、上から下に突き抜けたら売り
・ 売りゾーンとは80%以上のことです。
先ほど、基本とされている30%、70%のラインは甘いといいましたが、僕はこの20%、80%のラインの方が信頼度が高いと思っています。
また、ここにチャートは載せませんが、%DとSDを使ったスロー・ストキャスティクスも同じような使い方をします。
上のファースト・ストキャスティクスの例の、%Kが%Dに、%DがSDに変わったと思えばOKです(%DがSDを上抜けたら買い、下抜けたら売りです)。
ストキャスティクスの弱点
ストキャスティクスの弱点は、「サイン出すぎ!」という一言につきます。
大相場の初期には特に敏感になる(数値が大きく動く)ので、算出期間の設定を長くしたり、スロー・ストキャスティクスを使ったり、ほかの指標と組み合わせてつかいましょう。